第1回 オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術~総論、知的財産権としての著作権、著作物の利用方法~
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2020年6月20日(土) に第8回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたします。今回はウェビナーとしては初の分野「コンプライアンス向上」に関して、テーマは「オンライン研究発表のための資料作成技術」です。
2020年6月19日追記
会員内外からの多くの問い合わせ、事前質問などを頂き感謝申し上げます。これらに適切に対応するためも、全3回シリーズとして本テーマを十分に扱うように予定を変更いたしました。いずれの回も講義部分はYou tube liveで公開予定でございます。さらなく個別具体的事例や運用に関しては、当会会員限定に別途セミナーを企画しております。
- 第1回 オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術 第1部~総論、知的財産権としての著作権、著作物の利用方法~ [2020年6月20日(土)]
- 第2回オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術~著作物の利用検討前に確認すべきステップ:安全保障貿易管理・個人情報保護法・産業財産権を中心に~[2020年7月18日(土)]
- 第3回オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術~著作物のライセンス検索技術、著作物性に応じたリライト技術を中心に~[2020年8月22日(土)]
これら3回の関係性をご提示します。
【抄録】第1回 オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術~総論、知的財産権としての著作権、著作物の利用方法~
「知っている人に出会ったら『あいさつ』をしなさい」、これは幼少期より「道徳」「マナー」の範疇として教育されてきました。そのため、『あいさつ』をしない人に出会うと「何?あの人?」と怪訝な目で見られます。場合によっては、それ1つで人間関係を失うこともあります。オンラインで研究発表をする上で、「著作権・肖像権・個人情報など」の対応は「マナー」の範疇です。このマナーを守っていないと、研究者であれば研究の不正行為として、公的研究費の申請資格剥奪に加えて研究者としての社会的信用性が失墜します。臨床技術伝達セミナーの講師であれば、「非営利行為」として実施していたと思い込んでいた「営利行為」等により、多くの金銭的・実務的トラブルに巻き込まれます。
近年のデジタル化は、違法コピー、盗用・盗作を技術的にも容易にしてきました。そのため著作物の保護に係る著作権者と使用者の綱引き多分野で過熱しています。例えば、JASRACと音楽教室の訴訟は有名です(リンク)。このような背景もあり、著作権違反は特許違反と同じ金額まで上げられています(10 年以下の懲役又は 1000 万円(法人は 3 億円)以下の罰金(著作権法第 119 条)。例えば、学術発表やセミナーで重要な、「引用」「出所表示」に関してご紹介します。
- 「引用」違反(著32条)→著作権(複製権)侵害(著119条):5年以下の懲役又は5百万円以下の罰金
- 「出所の明示」違反(著48条)→著作者人格権(氏名表示権)侵害(著122条):50 万円以下の罰金
今回の新型コロナウイルス騒動を契機に、否応なしに「オンライン開催」に移行する学会・研究会、そして個人セミナーが急増しました。オフライン時代では「バレなかった」ために見過ごされてきた諸問題が、オンライン化により表面化してきたのです。
実は先人や著作者への敬意を持っていれば、実は倫理・道徳的にも「問題にはならない」ことが多いのです。つまり、今回のオンライン化の波は、倫理・道徳に根ざした活動を実直に実施している団体とそうでない団体をふるいに分ける契機になるかもしれません。オンライン化は空間的・時間的制約を超えて、遠方ゆえに疎遠であった方々を繋げました。一方、オフライン(対面)での人間関係を再認識させ、デジタル時代の人間関係の根底をも形成しています。参加者が、著作権・肖像権・個人情報という社会活動をする上の「マナー」とも言える範疇の判断や振舞いの必要性を再認識し、デジタル時代の研究活動、地域活動、なにより人の活動が豊になることを願っています。
当日は、「その資料は使用可能か?のフローチャート(上記掲載済)」と共に解説していきます。
開催の詳細は下記を参照ください。沢山の方のご参加をお待ちしております。
第8回 JNOSウェビナー[Web Seminar]
日時 | 2020年6月20日(土) 20:40-22:30- Zoomの参加者へ
- セミナー開始は21:00になります。
- 20:40-21:00は全員のの機材調整・使用方法説明の場となります。
- 20:55以降の参加はできません。かならず20:40~20:55までの間に接続をしてください。
- You tube liveの参加者へ
- URLは以下です。
- 今回はリアルタイム放映のみです。live終了後の再視聴はできません。
- セミナーの静止画/動画撮影、録音は禁止です。デジタル署名含め著作物管理処理しています。
- ウェビナー終了後に一部資料を公開予定ですが、その利用範囲は「表示-非営利-改変禁止 4.0 国際 (CC BY-NC-ND 4.0)」を予定しています。
- 違反行為は見つけ次第、厳正に対応致します。
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テーマ | - コンプライアンス向上:オンライン研究発表のための資料作成技術~著作物・肖像権・個人情報を中心に(総論)~
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必要機材 | - Zoomの参加者へ
- Windows PC 又は Mac
- 使用ソフト:zoom (ご参考)
- タブレット、スマホでも技術的には参加可能と思われますが、トラブル防止のため今回は非推奨です。
- 事前にZoomの動作確認をした上でご参加ください。
- マイク、カメラは原則として必須です(準備できない方は個別に事務局へご相談ください)。
- 詳細の接続方法等は参加受付後に個別にメールいたします。
- You tube liveの参加者へ
- You tubeが視聴できる環境をご自身でご準備ください。
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定員 | - You tube live(人数 無制限):前半の講義部分のみ視聴可能:
- Zoom(JNOS会員 15名):前半の講義、後半の質疑応答の両方に参加可能
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Zoomの参加費用 | |
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参加申込開始・締切 | - 開始:2020年5月29日(金)20時頃(予定)
- 締切:2020年6月17日(水)20時
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主催 | 一般社団法人日本整形内科学研究会(Japan Non-surgical Orthopedics Society; JNOS) |
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Zoomの参加資格 | |
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タイムスケジュール(予定) | - 講義60分→You tube liveの配信+Zoom
- 講師
- 小林 只 先生 (JNOS 理事, 学術局長, 弘前大学医学部附属病院 総合診療部 助教、2級知的財産管理技能士)
- 座長・司会
- 今北 英高 先生 (JNOS 理事、畿央大学大学院 健康科学研究科教授)
- 参加者によるディスカッション 30分→Zoom参加者のみ
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申し込み方法 | - JNOS会員:会員専用コミュニティーサイトからお申込み
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参加者 事前チェックシート | - あなたが最近実施したオンラインの会合(例:セミナー、学会発表、症例検討)を思い出して下さい。もしくは、その時の発表資料をご覧下さい。以下の質問に、自信をもってお答えできない場合は、何らかの違反行為(刑法含む)に抵触している可能性があります。
- 今回のウェビナーでは「否定的見解」や「不安を煽る」ものではなく、実直に取り組む方々が「正確に理解して、有効活用できるようになる」ための情報をご提供いたしますので、ご安心してご参加くだされば幸いです。
- その会合で使用したソフトウェア(例:Zoom®、Google meet®)のサーバー設定が国外の場合、刑法に抵触する可能性があることを知っていますか?
- 資料には、個人情報(例:性別、病歴、音声 顔写真、身体的特徴、詳細はこちら)が含まれていせんか? 顔にぼかしが入れて、かつ患者様の同意を得ていますか?
- 複数の企業のロゴマーク等(標章)や製品の比較内容などは入っていませんか?
- 少人数の個人的な無料の勉強会(例:ゼミ、症例検討会)では、解剖学のイラストなどは自由に使っていませんか?
- 以前、ある学会の一般演題で発表した自分の資料を、ランチョンセミナーでも同じように使用していませんか?
- その会合は、参加料は1000円で、講師料も規定額で、運営は手弁当でやっているから、非営利の活動と考えますか?
- その会合の主催やスポンサーは、非営利法人ですか? 営利法人ですか?
- 発表資料には、以前、自分が執筆した論文に掲載されたイラストを使っていますが、これは問題ありますか?
- 引用元さえ、ちゃんと記載していれば、どんな資料(例:解剖図、イラスト、画像・動画)でも使用しても良いですよね?
- 以前に購入したイラストを、有料セミナーで使用しても良いですよね?
- 著作権フリーの素材(音楽、イラスト、動画など)は、本当に自由に使って良いですよね?
- リライト(書き直し)されていれば、著作権フリーですよね?
- その資料に患者が映っていた場合、患者様に肖像権を放棄してもらえば、自由に使えますよね?
- 今回のCOVID-19の影響で、大学など公教育だけでなく、非営利活動ならば、国内外の著作物は全てが自由に使えるようになったのですよね?
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その他 | - 以下に、ご了承の上でお申し込みください。
- 参加者による、セミナーの静止画/動画撮影、録音は禁止です。
- セミナーの内容はJNOSにて会員の学習資料として収録され、後日会員フォオーラムに掲載予定です。また、収録動画は編集後に配信・販売される可能性があります。
- 参加者の方は、お申し込みの際に、承諾書に同意をいただきます。
- 機材の不具合等により正しく試聴ができない場合などの補償はございません。
- 必ず前日までに機材の事前準備・確認をしてください。
- 一台のPCで参加登録された複数の方がセミナーに参加・視聴することは可能ですが、参加登録されていない方は参加・視聴することはできません。
- 一人の参加者が複数のデバイス(例:windows と Mac)で接続することはできません。
- 申し込み後に欠席される場合は、必ずキャンセル処理(又は事務局への連絡)をお願いします。無連絡の欠席は今後のイベント申し込み時の承認可否判断に反映されます。
- 内容は都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
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問い合わせ先 | 一般社団法人日本整形内科学研究会 お問い合わせフォーム |
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