概要:第36回 JNOSウェビナー
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2021年9月11日(土) に第36回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました(申込みページ・抄録)。
昨今のコロナウィルス感染拡大防止対策のみならず、従来からいただいていた、実際の集会、セミナーに参加するのが困難であるのでオンライン講座などをもっと積極的にやってほしいという要望に応えるものです。
今回は、学術情報分野/学術集会関連企画の抄録の作り方、ブラッシュアップの技術を取得を目的として「抄録の作り方、ブラッシュアップの技術~症例報告、学会発表、講演に共通の”型”を学ぶ~(ライブ指導あり)」をテーマに開催しました。
講師と座長は、普段から英語論文を取り扱われている以下の2名の先生方でした。
- 今北 英高先生 (日本整形内科学研究会 理事、畿央大学大学院 健康科学研究科教授)
- 座長:小林 只先生(日本整形内科学研究会 理事・学術局長、弘前大学医学部附属病院 総合診療部 学内講師、2級知的財産管理技能士、AIPE認定知的財産アナリスト(特許))
今回紹介した「型」は、参考書籍「松原 茂樹 (著) 論文作成ABC:うまいケースレポート作成のコツ(東京医学社、2014) 」で提示されている、「2つ分かった法」等をベースにしていました。講師等は、この方法をさらに一般化させ、和文論文、英語論文に共通した”型”でることはもちろん、学会・研究会・セミナーなどでの「活動報告」の抄録、講演会用の抄録、それ以外の書類(例:研究計画書、行政等への事業計画立案書、各種報告書)でも、対応できる”型”へブラッシュアップしました。
当日の目次は以下でした:
【目次】
- 講義:25分
→フレームワークの解説。抄録における「背景、方法、結果、考察」の一般的な分量比を意識した、各記載要素の抽出方法などを解説します。- 実演 抄録校正 (ライブ):60分
→今回は、和文症例報告を題材に、初見でライブ校正(指導)を行います。抄録とは何か? 本文と抄録の関係性、日本語の記載技術もフィードバックします。- 質疑応答:例)背景の記載方法は、論文によって変える必要があるのでしょうか?
【参加者の感想】
- お話を聞きながらすぐに自分の抄録に反映できました!
- このようなセミナーは今後も継続して実施していただきたいです!
- とても勉強になりました。実際に活用していきたいと思います。
- ライブでの添削はなかなか見る機会はないと思います。別の機会に、原著論文など他の論文のライブ添削をして頂けることを期待しています。
- 文章の整理の仕方につきまして、大変勉強になりました。ありがとうございました。
- 今後も短い文章の中で適切に表現できる用語というものを知る機会がありましたら幸いです。
- 療法士や鍼灸師として「診断」などの医業に抵触しない表現についても、別途扱って頂けると嬉しいです。
講義動画は会員公開:第36回 JNOSウェビナー
第36回JNOSウェビナーの動画について、会員専用サイトでは「講義+Live添削+質疑応答の動画」を公開しております
- 講義部分はYouTube(JNOS公式アカウント)で公開しました(2021/10/19):以下
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