第43回 マネージメント分野専門家講演・第1回「クリニックの事業継承について~今後の開業のあり方~」
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2022年1月29日(土) に、当会初のマネージメント分野として、第43回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました。(申込みページ・抄録)
適切な事業継承は、院長1人の課題ではなく、地域住民への医療サービスの維持・発展、医師のセカンドキャリア、看護師や事務職含む地域の雇用など社会的・経済的にも重要な役割が期待されています。当会JNOSにとっても、誠実な医療者支援および職人技術の継承という観点においても、非常に重要なテーマであり、コンプライアンスセミナーに続く、テーマとして重要視しております。
今回は、跡継ぎや事業承継などの悩みをお持ちの会員が非常に多い状況の中、少しでも皆様の悩みを解決できればと考え、講師は、当会賛助会員でもあり、医療機関を専門に、誠実な総合コンサルタントとして活躍されている浦山全様に御願いしました。
講師:浦山全 (株式会社 真下医療経営 代表取締役社長、当会賛助会員)
- 診療所のご開業を場所探しからご開院までトータルにサポート。
- ご開業後はグループ会社である税理士法人真下経営と連携して税務会計、経営コンサルティングをワンストップで対応。
座長は、医療者であり、経営者でもある、当会副会長の銭田先生でした。
座長:銭田 良博 (日本整形内科学研究会 理事・副会長・運営管理局長、株式会社ゼニタ 代表取締役社長、一般社団法人日本臨床リカレント教育研究センター(JCREARC)理事長)
今回は「診療所の事業承継」をテーマに、以下の内容について、生々しい貴重な情報を、非専門家にも分かりやすくお話頂きました。また、大白熱の質疑応答でした。
- 社会背景:無床診療所の開設数、開業医の跡継ぎ不在の問題の実態
- 事業承継の方法:どうすればスムーズにクリニックを承継できるか?について、以下のテーマを扱いました。
1.親子間事業承継:①個人事業の場合と医療法人の場合、②現状のまま承継か移転か
2.後継者がいない場合:①閉院リタイヤ、②第三者承継、③M&A より具体的には、以下も例示とともにご紹介頂きました。
- 診療所の移転や立替えにおけるポイント
- M&Aにおける、診療所の譲渡価格の計算方法
- 相続税の節税ポイント(個人事業主、医療法人の違いと工夫)
大好評につき、今後のテーマとして「新規開業」「医療機関が選ぶべき不動産とは」なども予定しております。
講義動画は会員公開:第43回 JNOSウェビナー
第43回JNOSウェビナーの動画およびディスカッションは、会員限定フォーラムで閲覧可能です
- 前半の講義動画(65分)
- 質疑応答・ディスカッション(20分程)
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