【開催報告】第64回「痛み探偵の事件簿② ~東洋医学とファシア~」(2023年2月11日開催)
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2023年1月28日(土) に第64回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました。(申込みページ・抄録)。
第1回目では、2021年10月23日(土) に第39回 JNOSウェビナーにおいて、ファシアと炎症性疾患(関節リウマチなど)について扱いました。(リンク)
- 講師:須田 万勢先生 (日本整形内科学研究会 会員、諏訪中央病院 リウマチ膠原病内科 医長)
- 司会・座長:小林 只(日本整形内科学研究会 理事・学術局長、弘前大学医学部附属病院総合診療部 学内講師、1級知的財産管理技能士、AIPE認定 知的財産アナリスト(特許/コンテンツ))
第2回目となる今回は、「東洋医学とファシア」の関係について、扱います。須田先生は、「閃めく経絡(ひらめくけいらく) 現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!(医道の日本)」の監訳者の1人でありつつ、西洋医学的知見としては総合診療、膠原病の専門家でもあり、東洋医学への造詣の深い先生です。
今回は、鍼が組織に与える刺激が、刺鍼技術や手法によって、多様な種類(侵害受容器、高閾値機械受容体、熱・化学刺激ほか)の刺激となりうる、そして異なることを、fasciaを含む解剖学的、そして生理学的機序とともにお話がありました。まさに、fasciaを結節点とした、東洋医学と西洋医学の融合を唱える仮説構築と、今後の検証案の道筋を垣間見ることができました。
本書は、膠原病、総合診療、東洋医学の大家の先生方からも推薦頂いております。
推薦文掲載(リンク)
- 岡田正人先生(聖路加国際病院 Immuno-Rheumatology Centerセンター長)
- 山中克郎先生(福島県立医科大学会津医療センター総合内科学講座教授)
- 粕谷大智先生(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任)
講義動画は会員公開:第64回 JNOSウェビナー
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- 講義1 75分
- 質疑対応・ディスカッション(15分)
ダイジェスト版は、YouTubeで一般公開中
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