第3回 オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術 実践編~著作物のライセンス検索技術、著作物性に応じたリライト技術を中心に~
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2020年8月22日(土) に第12回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたします。今回は、「コンプライアンス向上」に関しての第3回、テーマは「オンライン研究発表のための資料作成技術」です。第3回となる今回は、課題解決方法としての具体的対応技術について例示します。
会員内外からの多くの問い合わせ、事前質問などを頂き感謝申し上げます。これらに適切に対応するためも、全3回シリーズとして本テーマを十分に扱うように予定しています。いずれの回も講義部分はYou tube liveで公開予定でございます。さらなく個別具体的事例や運用に関しては、当会会員限定に別途セミナーを企画しております。
- 第1回 オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術 第1部~総論、知的財産権としての著作権、著作物の利用方法~ [2020年6月20日(土)]
- 第2回オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術~著作物の利用検討前に確認すべきステップ:肖像権・個人情報保護、産業財産権、安全保障貿易管理を中心に~[2020年7月18日(土)]
- 第3回オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術 実践編~著作物のライセンス検索技術、著作物性に応じたリライト技術を中心に~[2020年8月22日(土)]
【抄録】第3回オンラインセミナーおよび研究発表のための資料作成術~著作物のライセンス検索技術、著作物性に応じたリライト技術を中心に~
著作物・技術・ノウハウの保護に係る国際間の駆け引きが多分野で過熱しており、国民・住民の個人情報を収集しビッグデータとしてビジネスへの活用に加えて、政府へ提供することで政治・政策へも利用されています。
今回は、その背景として「GAFA(米国)とBATH(中国)の間の情報戦争」を例に、なぜ多様な検索エンジン(例:Google, Baidu)が存在するのか?目的とする情報を円滑かつ安全に収集するための検索エンジンの選び方についてご紹介した後、以下の内容について解説致します。
1.著作物のライセンス検索技術:
- ライセンスの範囲の基本的考え方
- Creative commons:CC BY、CC BY-NC、CC BY-ND
- Google®、Wikipedia® における画像ライセンスの確認方法
- 有料で購入した資料の扱い方:営利、非営利、個人など目的に応じた購入方法
- フリーイラストの紹介:タイトルが「フリーライセンス」と銘打っていても、規約上は「非営利目的はフリー」とされるホームページが殆どです。
- 音楽の著作物の利用:ウェビナーや動画作成時に自分が利用可能な音楽を検索する方法について、JASRACを例に提示します。
2.著作物性に応じたリライト技術:
- 著作権侵害成立の条件:類似性(ありふれた表現を除いた創作性に対応する部分がどれだけ似ているか?)、依拠性(元となる資料を見たのか?見ていないのか?)
- 最高裁判例を元に考える:スイカ写真事件を例に、類似性、依拠性について考え方を紹介します。
- 一般的なイラストを例に、オリジナリティ、財産権的価値、人格権的価値の3要素から、対象とする資料を「参考」にイラストを作成する方法について説明します。
- 解剖イラストに関する基本的考え方:解剖構造(事実)である範囲は「ありふれた表現」としてリライト(書き起こし)で活用できるが、その解剖イラストの「オリジナリティ(創作性)」に相当する部分はどこか?を判断して対応することが重要です。
- 著作物である文字フォントを扱う技術:解剖イラストに日本語などで文字を追加する行為は厳密には「改変行為」に相当します。また、使用する文字フォントについて、MSP明朝、メイリオ、ヒラギノ、など主要なフォントの利用可能ライセンス範囲について概説し、安心安全に使えるフリーフォントについても紹介します。
開催の詳細は下記を参照ください。沢山の方のご参加をお待ちしております。
第12回 JNOSウェビナー[Web Seminar]
日時 | 2020年8月22日(土) 20:40-22:30
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質疑応答セッション 参加申込開始・締切 |
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主催 | 一般社団法人日本整形内科学研究会(Japan Non-surgical Orthopedics Society; JNOS) |
Zoomの参加資格 |
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タイムスケジュール(予定) |
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申し込み方法 |
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参加者事前 チェックシート |
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その他 |
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問い合わせ先 | 一般社団法人日本整形内科学研究会 お問い合わせフォーム |