【公募案内】
2020年度 一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS)
研究支援制度について
2020年8月1日 JNOS学術局長 小林只
あいさつ
一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS)学術局では、当会の学術的発展を目指し、研究支援制度を設けます。つきましては、当会の事業内容(https://www.jnos.or.jp/jnos)に合致する研究事業に対して、2019年度同様に、2020年度も研究支援の募集を行います。本件度は、新型コロナウイルス感染症に関連した研究者等の支援を第1の目的としておりますため、年生制限の撤廃含めて、昨年度と助成制度の枠組みを変更しております。会員の皆様の積極的な応募を楽しみにしております。
参照:2019年度 第1回研究支援制度(公募案内、結果報告)
(1)研究支援枠
(A)研究助成金 第1類:30万円(最大 3件)
(B)研究助成金 第2類:10万円(最大 3件)
注1)本件度は、受託研究枠はございません。
注2)昨年度ありました年齢制限はありません。
注3)申請内容の結果、枠が空いていても採択されないこともあります。
(2)応募資格
(A)研究助成金 第1類:研究代表者が当会正会員であり、申請研究の代表研究者であること。
(B)研究助成金 第2類:申請者は当会正会員であり、申請研究の代表研究者あるいは共同研究者であること(協力研究者は含まない)。共同研究者として申請する場合は、代表研究者の承認を必須とする。
注3)申請は1人1件に限ります。日本学術振興会による科学研究費助成事業、厚生労働省が交付する厚生労働科学研究費補助金などの公的研究費、他民間機関助成制度で採択されている研究に関しても、応募可能です(前期事業等および制度の許諾範囲であることが条件)。
注4)2019年度に受賞された研究代表者については、①別テーマによる応募申請、②同一もしくは類似テーマ であっても申請可能です。ただし、前記②の場合は「さらなる研究分野の発展が期待され、かつ研究が適切に進捗している場合」に限り採択される可能性があります。
注5)上記、当会正会員は、2020年度までの継続審査費用等の一切の費用納入遅延がない者に限ります(下記注7も要確認ください)。
(3)対象研究(2020年度募集課題)
今年度は、以下のテーマを奨励します(各論は例示であり、他にも魅力的なテーマを広く募集します)。
- 基礎研究分野:異常なfasciaに係る動物モデルの作成、肉眼解剖学的研究、組織解剖学的研究、生理学的研究、分子生物学・免疫学的研究、ほか
- 臨床研究分野:エコーガイド下Fasciaリリースの治療手技(注射【ハイドロリリース】、鍼、徒手など)に関する治療効果やメカニズムの解明に寄与するような研究、fasciaを対象として手術手技に係る研究、fasciaを対象として診察手技または診断精度、ほか
注6)症例報告は、研究助成金 第2類 のみ応募可能です。
(4)研究の実施期間
助成の対象となる研究の実施期間は原則として2年以内とし、新規の研究のほか、実施中の研究も対象とします。
(5)選考規準
- Fasciaや整形内科学に関する基礎的な研究または将来性ある研究で、その内容が独創的であること。
- 研究の成果が学術面と臨床技術の発展に寄与する可能性があること。
- 研究の計画・方法が研究目的を達成するために適切であり、実現可能性が十分にあること。
- 研究の実施にあたり、関連する研究倫理の教育を受けていること。
- 研究は、適切な倫理審査を受けている、あるいは受ける予定となっていること。なお、原則として倫理委員会承認後に研究助成金の振込みを行うものとする。特段の事情がない限り、当該年中に倫理委員会で承認されること。
(6)応募手続き
- 研究助成申請書(2020年度 JNOS研究支援制度 公募申請書 様式1および様式2:Word file)の提出。その他、関連資料(例:共同研究者として申請する場合の代表研究者承認の書類(書式は任意))
- 記載言語:日本語あるいは英語。
- 提出方法:電子メール(admin-team-jnos あっとまーく[適宜変換ください] jnos.or.jp)に必要ファイルを添付ください。メールのタイトルは「【2020年度JNOS研究助成申請】+申請者の名前」としてください。
- 提出期限:2020年9月1日(火)18:00(JST)
(7)選考方法
応募の中から当会の審査委員会において助成対象となる研究者を選考し、理事会で決定し、申請者に通知します。
(8)選考後
選考されて助成金を受ける場合、次の事項を遵守ください。
研究助成金:奨学寄付金など(原則、常勤として勤務する所属先に対する助成金)として支払います。
【課題共通】
- 支援が決定した研究に関しては、研究代表者名および研究テーマを当会ホームページで告知すること(このことを考慮した研究テーマ名としてください)。
- 当会の学術集会(2020年度 第3回学術集会または、第1回日本ファシア会議)で研究成果を中間報告含めて報告すること。
- 助成金を受けた年度末(助成金を受領してから半年~1年を経過した時点)で研究の進捗状況についての中間報告を提出すること。
- 研究実施期間が終了したときは、研究内容と収支計算の終了報告書を提出すること。
注7)研究助成を受けている期間(申請用紙で申告した研究スケジュール期間)において、特段の理由なく、継続審査費用の遅延もしくは退会等の事象が発生した場合、すでに支払われた助成金の返金を求める場合があります。
(9)研究助成金の用途
物品費、旅費、論文投稿費・英文校正費など採択された課題のための費用として使途可能です。助成研究に係わる経理は、他の経理と区分してその収支を明確にしてください。他の経理と合わせて備品を購入することは当会側としては原則許可しますが、適宜当会の指示を受けてください。
(10)研究成果の発表
国内外の学会、あるいは当会の学術集会・地方会で発表することを必須とします。原則、助成金を受けた次年度末までに、国内外の学術誌に論文(和文あるいは英文)を投稿してください。学会発表や論文投稿時には、当会からの助成があったことを謝辞に記載ください。
<記載例>(課題番号「JNOS+西暦+2桁の番号」)
【英文】This work was supported by Japanese Non-surgical Orthopedics Society(JNOS)Grant Number JNOS202001.
【和文】本研究は一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS)研究助成 JNOS202001の助成を受けたものです。
(11)研究成果の帰属
研究において取得した知的所有権(特許を受ける権利等)は、原則として研究者に帰属します。
お問い合わせ先
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