[治療技術分野]エコーセミナー6:Dr.永野のエコー描出技術③ 下肢編 その1~腰殿部・鼠径部・大腿後面~
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2021年5月15日(土) に第28回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました。
今回は「治療技術」分野をテーマに、当会理事(関西ブロック長)・永野龍生先生(奈良県香芝市・永野整形外科クリニック 院長)による「Dr.永野のエコー描出技術③ 下肢編 その1~腰殿部・鼠径部・大腿後面~」となります。永野先生は、数多のエコーセミナーに参加され、そして多くの診療現場を訪れ、その臨床と学習のノウハウを貪欲に学び続けてきた永野先生の3回目の講演でした。
Dr.永野のエコー描出技術
- 第1回Dr永野エコー描出技術:第11回JNOSウェビナー(2020年8月1日)「エコーセミナー 3:Dr.永野のエコー描出技術 上肢編 その1~一般化を目指した学習方法~」報告ページ(講義動画会員公開済)
- 第2回Dr永野エコー描出技術:第17回JNOSウェビナー(2020年10月31日)「エコーセミナー4:Dr.永野のエコー描出技術 上肢編 その2~一般化を目指した学習方法~」報告ページ(講義動画会員公開済)
- 第3回→今回
今回の講演プログラムは以下でした。前回までは上肢編でしたが、今回からは腰殿部・下肢へテーマが移りました。
【目次】各項目で座長とのショートQ&Aが入ります。
- 総論1:エコー2画面動画撮影のコツ→エコー解剖理解のため、鏡像でのエコー描出練習も必要
- 総論2:注射のコツ →注射は右手?もしくは左手?交差法は難しい?In line?もしくは Out line?
- 各論~腰殿部のエコー解剖
- 腰部(腰椎椎間関節と仙腸関節)
- 腰部神経根の描出に挑戦
- 鼠径部
- 殿部後面
- 大腿部後面
- 質疑応答(参加者含む全体)
今回の内容は、吉田眞一先生によるウェビナーの腰殿部痛シリーズ(以下)の内容への理解を確かなものとするためにも、今回のウェビナーは非常に役立つものになりました。
〇Dr吉田腰殿部痛シリーズ
今後、「Dr.木村&Dr.小林の腰殿部痛診療~応用編」のウェビナーも予定しています(日程調整中)。腰殿部痛シリーズも盛り上がって参りました。今後ともよろしくお願いいたします。
動画の一般公開:第28回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義
第28回JNOSウェビナーの動画およびディスカッション(約90分)は、会員限定公開です.
【質疑応答・コメント】
- エコ-テクニック 左手のトレ-ニング方法は? 左手の苦手の動作や右手負荷の軽減、副次的効果について?(永野Dr 回答)
- 腰椎神経根 腰椎神経根の確認できる割合、臨床上での有用性について?(永野Dr 回答)
- 鼠径部 閉鎖神経のハイドロリリースはどういう症例にさますか?また、技術的なコツを教えてください。 (永野Dr 回答)
- 殿部後面 上殿神経のハイドロリリースのコツそして薬液量は?(永野Dr 回答)
- 大腿部後面 大腿部後面坐骨結節部周囲の肉離れの診療画像検査の描出で心がけていることは?(永野Dr 回答)
- 膝窩部のリリースは外側と内側どちらからされますか。(永野Dr 回答)
- エコーガイド下の腰部神経根ブロックやハイドロリリースについて(小林Dr 回答)
- 左手(利き腕と反対側)を扱える臨床的メリットについて(小林Dr 回答)
- 専用フォーラム内でディスカッションもあり。
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