概要:第38回 JNOSウェビナー
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2021年9月11日(土) に第36回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました(申込みページ・抄録)。
昨今のコロナウィルス感染拡大防止対策のみならず、従来からいただいていた、実際の集会、セミナーに参加するのが困難であるのでオンライン講座などをもっと積極的にやってほしいという要望に応えるものです。
昨今、厚生労働省により医療広告のガイドラインが発行されて違反をした医療者に対する処分も実施されております。安全保障貿易管理との関係も踏まえ、加速度的な展開をみせている中、2021年7月には厚労省は、事例解説書という、これまでグレーで逃げられてきた事例の線引きを公表しました。つまり、今後、取締りが加速していくことへの布石とも理解できる状況です。
このような背景を受けて、今回は「コンプライアンス:医療広告ガイドラインと景品表示法」をテーマとして以下の当会会員管理局メンバーで、以下内容を開催しました。
【目次】
- 開会の挨拶 小林只
- 講義① 谷掛洋平:総論(法令遵守)、例:JNOS入会審査について
- 講義② 谷掛洋平:医師(開業や施設管理に興味がある方へ)、例:自費診療の表記ルール
- 講義③ 黒沢理人:鍼灸師・柔道整復師(社会的マナーと集客~検索サイトの順位上昇)、例:療養費、”最高”等の比較表記、”診断”等の医師法への対応
- 講義④ 山崎瞬:自費・開業系(整体院含む)の事例、例:エコー(薬事法)、景品表示法の基本 など
- 講義⑤ 辻村孝之:自費系治療家(健康増進施設系、訪問看護ステーション含む)に対する情報提供、例:口コミサイト、ビフォーアフター。
- 質疑応答・閉会の挨拶
【参加者の感想】
- 大事とは思いつつも、苦手意識がありましたが、だいたいのイメージを知ることができました。
- 医療広告ガイドラインは、鍼灸師には関係ないと思っていた節がありましたが、その背景となるルールは皆知る必要があると感じました。
- コンプライアンスを守ることが実際にGoogle検索の順位に影響することに驚きました。
講義動画は会員公開:第38回 JNOSウェビナー
第38回JNOSウェビナーの動画について、会員は質疑応答含め全編(100分)を会員専用フォーラムでご覧頂けます。また、関連した質疑応答も可能です。
なお、講義部分はYouTube(JNOS公式アカウント)で公開予定です。
○ 前半 2021/11/20 公開(総論、医師、鍼灸師)
○ 後半 (理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、起業・ヘルスケア関連領域)
入会案内
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