第45回 Dr木村&Dr小林の腰殿部・下肢痛 ~応用編②~
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2022年2月26日(土) に第45回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました。(申込みページ・抄録)。
今回は「治療技術」分野をテーマに、座長:当会学術局長 小林只先生(弘前大学医学部附属病院総合診療部学内講師)、講師:当会会長木村裕明先生(木村ペインクリニック院長)、当会理事 黒沢理人先生(トリガーポイント治療院院長)、鈴木茂樹先生(木村ペインクリニック 理学療法士)、浅賀亮哉(木村ペインクリニック 理学療法士) によるセミナーでした。
今回は、神経根、硬膜外、腰神経叢を主に扱いました。
特に、SLRなどを脛骨神経、総腓骨神経、後大腿皮神経、腰神経叢などを分離評価する、修正SLR(Modified SLR)は、書籍「fasciaリリースの基本と臨床 第2版」のP145-146でも解説してありますが、具体的な動画とともに、提示され、イメージが付きやすかったかと思います。その解剖、症候、動作解析、エコー描出デモなど網羅的かつ分かりやすい流石のセミナーでした。
【本ウェビナーの目次】
- 大腰筋→「Dr木村&Dr小林の腰殿部・下肢痛~応用編①~」
- 神経根→今回
- 硬膜外→今回
- 腰神経叢→今回
- 鼠径部からくる腰殿部痛
またこれまでに5回実施しています、Dr.吉田の腰殿部の診方 シリーズ、永野先生のエコーウェビナー とも相補的な内容になります。
【Dr吉田 腰殿部痛ウェビナーで扱った項目】(参照リンク)
- 関節:椎間関節(L4/5, L5/S1)、椎間板(L4/5棘間靱帯)
- 靭帯:腸腰靭帯(L5横突起)、長後仙腸靭帯、骨間仙腸靭帯、仙結節靭帯(坐骨結節)、仙結節/仙棘靭帯、棘上/棘間靭帯
- 筋:多裂筋、内腹斜筋、腰方形筋、胸腰筋膜、胸腰筋膜/大殿筋、大殿筋/外側広筋、中殿/大殿筋、中殿/小殿筋、小殿筋/関節包、大腿筋膜張筋/小殿筋、梨状筋、大腿方形筋/外閉鎖筋、大腿直筋/iliocapsularis、縫工筋/大腿直筋、AIIS/腸腰筋、大腿直筋/腸腰筋
- 末梢神経:上殿神経、下殿神経、背側仙骨神経外側枝、上殿皮神経、中殿皮神経、外側大腿皮神経、大腿神経、内閉鎖筋/坐骨神経、大腿方形筋/坐骨神経、ハムストリングス/坐骨神経、後大腿皮神経、陰部神経/仙結節靭帯/仙棘靭帯、Alcock管/内陰部動脈、総腓骨神経、浅腓骨神経、脛骨神経、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経
【Dr永野 エコーウェビナー】
木村先生、小林先生ともに「多様かつ膨大な発痛源を、1つ1つすべて個別的に覚え、把握することは困難である」ため、上位概念化して理解することが重要との発言は、視聴者にとって次のステージに進む確かな道しるべになったかと思います。
講義動画は会員公開:第45回 JNOSウェビナー
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- 前半の講義動画・実技含み(65分)
- 質疑応答・ディスカッション(25分程)
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