2022年5月5日~7日までイギリス スコットランドのエディンバラで開催されているRA-UK(イギリス局所麻酔学会)と ISURA(国際エコーガイド下局所麻酔学会)の共催によるRA-UK & ISura Joint Scientific meetingにて、当会会長 木村裕明会長(木村ペインクリニック院長)が講演し、当会会員 須田 万勢先生 (諏訪中央病院 リウマチ膠原病内科 医長)とともに質疑応答を行いました。
Carla Stecco先生(整形外科医でイタリア Padova大学 人体解剖学・運動科学 教授)らが編者の書籍「Fascia: The Tensional Network of the Human Body: The science and clinical applications in manual and movement therapy」の第2版(2022年)が出版され、当会からも「7.23 Hydrorelease of Fascia」のチャプターを執筆したこと(関連ニュースリンク)を契機として、今回の講演招待を頂きました。
この講演は二日目 Session1 Fascia and Pain の中で行われ、タイトルを「Intervention of fascia in pain(和訳:痛みに対する、fasciaへの介入)」として以下のような内容で講演をしました。
- Intervention of fascia in painとは?
- Hydrorelease (HR) injection(注射技術)の紹介
- 日本での注射技術の進化
- Fascial pain syndrome(FPS)の提唱
- エコーガイド下ファシアハイドロリリース(US-guided fascia hydrorelease, US-FHR)の紹介
- US-FHRとハイドロダイセクションの差異
- エコーガイド下ファシアハイドロリリース(US-FHR)の実例紹介~症例提示:問診→評価→治療→評価の一連の流れの紹介
- エコーガイド下鍼治療(US-guided fascia dry needling)
- 多職種連携による治療
講演は大成功に終わり、聴講者からも多くの活発な質疑応答がありました。
当会では今後も世界に向けて当会の研究テーマの発展にむけて多くの情報発信を継続してゆく所存です。
リンク
RA-UK & ISura Joint Scientific meeting