[対面]鍼灸師はじめてのエコー ~眼と手、そして脳を変える1dayセミナー~ in大阪
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2024年1月8日(月祝) に「[対面]鍼灸師はじめてのエコー ~眼と手、そして脳を変える1dayセミナー~」を開催します。
今回は対象者を
- エコーに触れたことがない
- エコーを使いこなせていない
- エコーを持っていない
- エコーの独学は難しいと思う
- エコーについて手取り足取り教えて欲しい
当会会員及び当会非会員の医療系資格所持者及び資格取得予定者(学生)
として、エコーの基本を学ぶ場として設定しました。
講師は、以下の通りです。
- オンライン講師:小林 只先生(日本整形内科学研究会 理事・学術局長、弘前大学医学部附属病院総合診療部 学内講師、1級知的財産管理技能士、AIPE認定 知的財産アナリスト(特許/コンテンツ)
- 講師:銭田 良博 (日本整形内科学研究会 理事・副会長・運営管理局長、株式会社ゼニタ 代表取締役社長 (愛知県名古屋市),一般社団法人日本臨床リカレント教育研究センター(JCREARC)代表理事)
- 講師:小林 由磨先生 (日本整形内科学研究会 関東甲信越ブロック 運営委員、鍼灸庵みがき 院長 (東京都文京区))
- 講師:黒沢 理人 先生(日本整形内科学研究会 理事、トリガーポイント治療院 院長 (群馬県前橋市))
- 講師:堀米 秀法 先生 (日本整形内科学研究会 会員、木村ペインクリニック (群馬県前橋市), 鍼灸師・柔道整復師)
- 講師:国生 浩久先生(日本整形内科学研究会 理事、ひろ鍼灸院 院長(鹿児島県鹿児島市))
- 講師:酒本 哲聖 先生(日本整形内科学研究会 会員、酒本鍼灸整骨院 院長 (大阪府池田市))
詳細は下記をご参照ください。多くの方のご参加をお待ちしております。
講師陣からのメッセージ
このセミナーは、エコーを使う鍼灸師の裾野を広げ、ひいては鍼灸師のレベルアップを図りたいという願いから企画されました。
実は理学療法士、柔道整復師のエコーセミナーはこれまでも他団体により度々開催され、エコーが着実に浸透しつつあります。対して、鍼灸師向けのそれは見たことがなく、残念ながら鍼灸師だけが ”取り残されている” 感が拭えません。
確かに、多くの鍼灸師が病院勤務では無く、高価な機器は購入出来ないという現状があろうかとは思います。しかし、だからといって以前の私のようにエコーを無視する、諦めてしまうのは、非常に残念だと言わざるをえません。
鍼灸師に度々エコー指導をされてきた総合診療医の小林只医師から、以前このようなことを言われたことがあります。 「鍼灸師は、触診してしこり(筋硬結)だと思ったところに、すぐ鍼をする傾向があるが、エコーで視ると実はそうではない、実は別のものだった、ということもある」
私はその時、それまでの自分に大いに反省させられたことを覚えています。事実、手の感覚に頼ることばかりで、解剖学をおろそかにしている鍼灸師は少なくないのではないでしょうか。
このセミナーではエコーを使い、解剖学を含めた詳しい解説を行う予定です。
リテラシー(literacy)という言葉があります。読み書きの能力、という元々の意味が派生して、金融リテラシーとか、ネットリテラシーというように、今では様々な分野で知識や能力を活かす、という意味でも使われるようになりました。
近い将来、エコーリテラシーという言葉も言われるようになるかもしれません。そしてそれは、今後の鍼灸師に求められるようになってくると確信しています。実際、当会のwebinarを始め、鍼灸学会や書籍でも、エコー画像を当たり前のように見かけるようになりました。
単なるモノクロの模様にしか見えなかったエコー画像は、エコーに触れ、知識を学ぶことで、多くの情報が詰まった、施術に有益な画像に変わります。その第一歩が、この「鍼灸師はじめてのエコー」セミナーです。
この機会に是非参加されることをお勧めいたします。会場でともに勉強できることを楽しみにしています。
懇親会のススメ
本セミナーに講師の一人として参加する国生浩久です。懇親会について思うことを書いてみました。気楽に読んでいただけると助かります。
コロナ禍に入った時よりもさらに昔、JNOSがまだMPS研究会と呼ばれていた頃、私は地元で鍼灸院を開いたばかりでした。ある日のこと、起床時におなかがキュルキュル鳴るのをどうにかしてほしい、と訴える、パーキンソン病の女性が来院しました。なぜおなかが鳴るのか、このような症状の人は他にもいるのか、と不安な面持ちでしきりに聞いてくるのですが、その時の私は何も答えられず。当然、治療効果も出せずじまいで、その患者さんは結局こなくなってしまいました。
それからしばらくたって、学術集会の懇親会に参加した折、隣にいた医師にふとこの症例を話してみました。するとまあ、あっさりとその謎を解き明かしてくれたのです。
「それ、パーキンソンだからだよ。パーキンソンは便秘から始まるとも言われるからね」
それまでパーキンソンと言えば、学校で習った振戦とかすくみ足とかのイメージが強く、お恥ずかしい話ですが、自律神経、消化器系の症状は、私の頭には全くありませんでした。懇親会が、一瞬にして大きな学びの場へと変わった瞬間でした。
ご存じの通り、JNOSは多職種で構成されている数少ない団体です。よって懇親会も自ずと各診療科の医師を始め、理学療法士、鍼灸師、柔道整復師といった多岐にわたる医療者が参加しています。JNOSがこれを、内輪の関係を深める親睦会、ではなく、枠を超えた人々が集まる懇親会、と呼称しているのは、それが理由かも知れません。JNOSの懇親会は様々な職種の先生に疑問をぶつけ、話を聞くことの出来る貴重で、贅沢な機会なのです。これを無駄にするのはあまりにももったいないと思います。
もちろん、セミナーの日にも質問は出来ます。しかし、セミナー当日は準備で皆、バタバタしていることが多いですし、質問待ちが出ている時もあります。でも懇親会ならまず大丈夫。間違いなく余裕を持って質問出来ます。
ところで、相変わらずの低空飛行を続ける私ですが、理事を拝命してからは、webinarや学術集会でお話しする機会が出てきました。話す立場になって気づいたことですが、やはり公の場では、不確かなことなど、どうしても話せないことが多々出てきます。しかし、懇親会になると、多くの先生方がネクタイを緩めて、お酒を飲みながら、今考えていることや、準備している研究のことなど、内輪話も含めて気軽に話してくれます。これって凄くワクワクしませんか? 最新の知見が一番早く得られる場所は、実は学会ではなく、懇親会なのではないかとさえ思います。
あと、懇親会ではありませんでしたが、JNOSの創立パーティーが開かれたとき、九州の会員が顔合わせをすることができました。ざっくばらんに話をしているうちに、ブロック大会をしようという声があがりました。このように、懇親を深めているうちに、人脈が出来、盛り上がって勉強会を作ったりと、新たな世界が広がるきっかけが生まれるかもしれません。そうそう、名刺をお持ちの方は、持参された方が良いかもです。
実はその九州・沖縄ブロック大会を準備中に、私が体調を崩したこともあり、懇親会には手が回らなくなってしまいました。そこで私は、いっそのこと懇親会を行わない、という提案をしたのですが、運営側(確か銭田副会長)からあっさり却下されたのを覚えています。考えてみれば、懇親会にはこんなにメリットがあるのですから、当然ですね。懇親会はセミナーの単なるおまけのイベント、では決してないのです。少なくともJNOSはそう考えています。
ご都合が付けば、前日夜の懇親会にも是非ご参加下さい。講師一同、皆さんと飲食しながら楽しくお話しできることを、楽しみにしています。
[対面]鍼灸師はじめてのエコー ~眼と手、そして脳を変える1dayセミナー~ in大阪
日時 | 2024年1月8日(月祝) 10:30~16:30
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参加申込開始・締切 |
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主催 | 一般社団法人日本整形内科学研究会(Japan Non-surgical Orthopedics Society; JNOS) |
参加資格 |
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対象者 |
当会会員及び当会非会員の医療系資格所持者及び資格取得予定者(学生) |
申し込み方法 |
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その他 |
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問い合わせ先 | 一般社団法人日本整形内科学研究会 お問い合わせフォーム |