一般社団法人 日本整形内科学研究会

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【発表・受賞報告】FIFTH INTERNATIONAL FASCIA RESEARCH CONGRESS (第5回 国際Fascia研究学術大会) - お知らせ


The Fascia Research Society (FRS, Fascia研究会, 本部アメリカコロラド州)主催の FIFTH INTERNATIONAL FASCIA RESEARCH CONGRESS (第5回 国際Fascia研究学術大会)が2018年11月14-15日にドイツベルリンで開催されました。

世界中から数百名の医療関係者が集まるFasciaに関する最大の学術大会で、当会学術局からは以下2名(執筆3名)の口述発表がありました。

FRC

INFLUENCE OF ADHESION-RELATED FASCIAL GLIDING RESTRICTIONS ON DERMAL AND ARTICULAR MOVEMENT
今北 英高 (畿央大学大学院 健康科学研究科教授, 一般社団法人 日本整形内科学研究会 基礎研究部部長・現理事)

Dr_Imagitaラットの下腿前面を浅く切開した場合と深く切開した場合において、4週間後の皮下の構造と動きを分析した結果を発表いたしました。

A single ultrasound-guided acupuncture session for abnormal fascia improved chronic mandibular numbness for 6 years after orthodontic surgery: a case report
銭田 良博 (株式会社 ゼニタ 代表取締役社長, 一般社団法人 日本整形内科学研究会 副会長・理事)
小林 只 (弘前大学医学部附属病院 総合診療部, 一般社団法人 日本整形内科学研究会 学術局長・理事)

銭田良博歯列矯正術後6年間のしびれと開口制限に対して1回のエコー下鍼治療にて著効した症例を発表し、鍼治療が究極の物理療法と考えて活用している事例を発表いたしました。

本演題は、エコー下鍼治療として世界初の学会発表であったと推測されました。なぜならば当初、ポスター発表で演題登録をしたのですが、New Hypotheses and Experimental Research Methodsのセッションで口述発表として採択されたからです。


The Best Basic Science Abstract Award(最優秀基礎科学要旨賞)

The Best Basic Science Abstract今回のFIFTH INTERNATIONAL FASCIA RESEARCH CONGRESS (第5回 国際Fascia研究学術大会)のThe Best Basic Science Abstract Award(最優秀基礎科学要旨賞)として、今北 英高 (畿央大学大学院 健康科学研究科教授, 一般社団法人 日本整形内科学研究会 基礎研究部部長・現理事) の「INFLUENCE OF ADHESION-RELATED FASCIAL GLIDING RESTRICTIONS ON DERMAL AND ARTICULAR MOVEMENT」が受賞しました。

Fasciaの研究において日本人の研究が最優秀賞に選定されるという非常に名誉ある受賞となりました。

The Best Basic Science Abstract今後当会としても、Fascia及びそれに関する疼痛治療技術に対する研究をより深く進めていきたいと思っております。

尚、上記3名については、2019年1月6日(日)に大阪森ノ宮医療大学で開催される「RUSI & JNOS 関西・中国四国ブロック 第1回研修会」に研修講師として参加いたします。

直接会話をできる限られた機会ですので、是非奮ってご参加ください。お申し込みの詳細はこちらを参照ください。(締め切り2018年12月21日)